520■■ ぱちんこ

b0125465_6442823.jpg


柿の実を食べる狡賢いヒヨドリをどうやって追い払うかをあれこれと考えた。
細い棒を立て掛けておいて、ヒヨドリがやって来るとその棒で柿の枝を突いてみたりしていたが、これではとても埒が明かない。
そこで、子供の頃に遊んだパチンコはないかとネット上を探してみたが、何だかどれも武器のような殺傷力がありそうなものばかりで、それならと自分で作ることにした。

二股に分かれた枝を捜したが、どれもその枝を切ると木全体のバランスが損なわれそうで、以前に柿の実を付けた枝ごと切ったもので、時々そこから実をもぎ取っては食べていた枝を使うことにした。
そんな訳で当然二股の枝ではなく、二本の枝を重ね合わせてYの字を作ることから始めた。
交差部の枝を削るのには青森のマタギが使う山刀が活躍した。
燻製を作る時に使うタコ糸はどういう訳が3種類もあって、枝同士を縛るには十分な強度があった。
弾も小枝を輪切りにしたものと柿の種を用意した。

出来上がると早速試し打ちをしてみたが、ちっとも狙ったところに飛んでいかない。
ヒヨドリの方も我介せずと涼しげに柿の実を突付いている。
それでも何回か打つと流石に何かが飛んで来ていると感じるのか逃げていく。

まあ命中率が限りなくゼロに近くて良かったかも知れない。
別に狡賢いとは言えヒヨドリを傷付けたい訳ではないし、メジロのように綺麗に食べるなら追い払うこともない訳だ。
少しでも長く柿と柿紅葉を楽しみたいだけで、その中の柿がどれも食べかけの穴だらけでは風情に欠けるというものだ...。

by finches | 2010-11-15 07:49 | 無題


<< 521■■ 季節を飾る 519■■ 饒舌抄 >>