555■■ 打込組木
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小さい頃の「うちこみくみき」が今も大切に取ってある。
クリスマスプレゼントだったのかも知れないが、当時としては随分と高価なおもちゃだったと思う。
随分と遊んだ気もするが、これで何かを完成させたという思い出はない。
幾つかの形を組み合わせて作れるものは組木の数から限りがあり、レゴブロックのように買い足して自由にどんな大きさのものでも作れるのとは違う。

木箱の中には短い円柱、立方体、直方体、球、そして幾種類かの棒と木槌があった。
記憶に残っているのは前者たちより幾種類かの棒の方で、つなぐ為の棒と、つないだ棒を抜く為の棒があった。
つなぐ為の棒は色の違う2種類があって、色のついた方はきつめに出来ていて抜くのが大変で、どうしてこの色の付いた棒があるのかがよく分からなかった。
そんな訳で高価ではあったろうが、これらで楽しく遊んだという記憶は余りない。

だが、子供心にもこれが本物志向のおもちゃであることは分かった。
だから、大切に蓋を閉めて部屋の片隅から、押入れの中へ、そして今は本棚の上に置かれている。
この打込組木、今取り出して組んでみてもきっと子供の頃以上のものは出来ないだろう。
だけど今見ても本物志向のこの打込組木、なんとなく大切だと思う気持ちだけは変わらない...。

by finches | 2011-01-03 09:46 | 無題


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