565■■ 包む
b0125465_18151343.jpg


包装というと、デパートのあの包装紙にくるまれたあれを思い起こす。
そのことばからは、その中身について思いを巡らせることはない。

包みというと、そのようにして貰ったもの、そのようにしてあげたものを思い起こす。
そのことばからは、その中身に思いを巡らせることができる。

包むというと、更に様々な情景が思い起こされる。
そのことばからは、楽しさや優しさや喜びや期待など、その時の気持ちまでが浮かんでくる。

右の石鹸からは「包み」ということばを、左の蝋燭からは「包む」ということばを感じる。
石鹸の「包み」の方は、手書き文字と絵を添えることで、「包む」のことばにある気持ちを伝えようとしているかのようだ。
蝋燭の「包む」の方は、和紙と手の込んだその包み方で、中の蜜蝋燭の温もりまでも伝わってくるようだ。

包むには「心の中にかくす」「ひめる」という意味がある。
包むということばから人の心を感じるのは、このことばにあるそんな意味のせいかもしれない...。

by finches | 2011-01-13 06:15 | 無題


<< 566■■ 包む? 564■■ 街角で出合った写真 >>