626■■ 想定外と放射能汚染
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SPIEGEL ONLINE





日曜日は外出を自粛して過ごした。
自身が今回の地震で強い恐怖を体験したこともあって、まだもとの鞘におさまってしまう気にはなれない。
とは言っても世間が共有している情報からそれらを取り上げ、あげつらうのも気が重い。
だが、頭の中ではっきりと見えているもの、それを何とか整理しまとめなければ、どうも鞘にはおさまりそうにない。

想定外という言い方が鼻に付いてならない。
想定外ということばを使うことができる津波による被害と、想定外ということばを使うことは許されない原発事故とが混在し、これらがまるで一つのことのように扱われているが、ここは分けて考えるべきだと思う。
後者の方は津波による冷却装置への電源供給のストップなどの被害にしても、決して想定外として前者側に入れてはならないと考える。
そのあるまじき想定外が生んだ甚大な人災の責任は重い。

地震が起きてからずっと想定外ということばについて考えている。
そして原子力安全保安院という組織を注視するとともに調べも進めている。
日曜の朝もこの保安院の緊急会見を見たが、今だに原子炉の図解もない分かり難い説明に終始する様は、正にこの組織の体質そのものを表していると感じた。

分かり難いと言えば、放射能の飛散状況の説明など測定値に一喜一憂するのではなく、広域にその影響をシュミレーションし発表する義務があると思う。
それこそ原子力安全保安院がやるべきことだろう。

そんな中、ドイツのメディアSPIEGELによる福島第一原発の放射能汚染拡散についての3Dシュミレーションが発表された。
その他にも鮮明な写真、原子炉の模式図、ビデオなども用意されているので、是非下のリンクを確認していただきたい。

 http://www.spiegel.de/wissenschaft/natur/0,1518,750835,00.html

そして、測定データを示しながら相変わらず人体には影響ない、と言い続けるこの国との違いも考えて欲しい...。

by finches | 2011-03-21 02:43 | 無題


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