628■■ ポストと津波の高さ
b0125465_84348100.jpg


今朝も着衣はもとより、肩掛けを首に巻き、腰から足先までを毛布でくるんだ防寒対策をしている。
しかし、しばらくは我慢していたが今朝の寒さには堪えられずエアコンのスィッチを入れた。
被災地の生活を思う時、出来る我慢はし出来る不便は自らにも課そうなどと、偉そうなことを言いながら何とも情けない体たらくだ。
求めてもそれが叶わない環境に置かれている者と、その環境を自由に変えることができる中で我慢をしている者との違いを改めて考えさせられる。
ところで昨日やっと義援金を日赤に振り込んだ。
こちらの方は我が家にもポストを用意し、毎日の生活の中で少しづつではあるが溜めて、微力だが継続することで被災された方々のお役に立てればと思っている。

さて、いつかこのテーマで書く日が来ると、過去の津波の高さを調べて待っていた。
津波の被害で原子炉を冷却する為に必要な電源と、更にはその非常用電源までもが全て失われた福島第一原発とは、一体どれくらいの高さの津波を想定して設計されていたのかを知りたかった。
昨夜の報道で初めて福島第一原発での津波の高さが14メートルであったことと、それは想定した津波の高さの2倍以上であったことを知った。

 アリューシャン地震(1946年、M7.8)ではウニマク島の海抜40メートルの灯台が破壊。
 十勝沖地震(1952年、M8.2)では厚岸湾で6.5メートル。
 チリ地震(1960年、M9.5)ではチリ沿岸で18メートル、三陸沿岸で6メートル。
 十勝沖地震(1968年、M7.9)では三陸沿岸で5メートル。
 スマトラ島沖地震(2004年、M9.3)ではインド洋で平均10メートル、地形によっては34メートル。
 チリ地震(2010年、M8.8)ではチリのティルア沿岸で30メートル。
 これらは皆津波の高さだ。

日本沿岸の津波の高さだけを見ても福島第一原発の7メートルという津波の想定高さが有り得ない数値であることが分る。
原子力施設であることから仮に安全率を200%と想定すると、14メートル以下の部分に原子炉の運転に障害を来たすような主要設備を配置することは万が一にもあってはならないことになる。

津波被害を繰り返して来た歴史を持つ東北に立地する原発をしてこの甘い想定からすると、福島第二をはじめ問題の多い静岡県の浜岡原発などは活断層との関係も含めてどうなっているか空恐ろしい限りと言う他はない。
少し時間をかけてこの問題の本質にあるものを考えてみようと思う...。

by finches | 2011-03-24 05:54 | 無題


<< 629■■ 輪番停電 627■■ 春分の日 >>