712■■ 赤血球のデザイン
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これが前稿の「赤血球そっくりの灰皿」だ。
短く灰皿の説明を添えようと思わず「赤血球そっくり」と形容したことに、ひとり上手いと悦に入った。

赤血球は両面中央部が凹んだ円盤状で、正確に言えば赤血球に似ているのは片面だけだ。
もう一つこの形に似たデザインで頭に浮かんだのは±0の加湿器で、こちらも片面だけが赤血球に似ている。

赤血球は両面中央部を凹んだ円盤状にすることで、同体積の球に比べその表面積を30~40%増し、また細い毛細血管の中を折り曲げられたり変形したりして通過する際に、球に比べて変形歪を小さくして細胞膜への負担を低減するようにデザインされているようだ。

灰皿も加湿器もこの赤血球に施されたデザインに比べれば天と地ほどの差はあるにせよ、ちょっと見には綺麗だし可愛いのだからそれはそれで良しとしよう。
往往にして優れたデザインはこのように自然界にそのモデルが存在しているものが多い。
巨大な構造物でも動物の骨格をモデルにして美しいデザインを創り出すことに成功している例も少なくない。

しかし、淘汰され進化を続けて現在がある自然界のデザインには天と地、否到底敵わない...。

by finches | 2011-10-11 04:53 | 時間


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