713■■ ぶたのなる木
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今朝書棚から佐々木マキの絵本『ぶたのたね』を取り出して読んだ。
足が遅くぶたを捕まえることができず野菜と木の実しか食べたことのないオオカミが、キツネ博士からブタのなる木の種を二つもらい、はじめて口にするぶたの丸焼きを夢見て育てるという話。
結果は図書館ででも直に絵本を読んでもらった方が楽しいと思うので、ここでは敢えて省略。
余計なお節介と言われそうだが、二つの種というところにこの絵本の味噌があることもお見逃しなく。

絵本を読んでその内容を説明したり、またその感想を書くのではそれこそ味噌がない。
そこで筆者が勝手に『ぶたのなる木』と呼んでいるフォックスフェイスに話を移す。
この植物はツノナス(角茄子)ともキツネナス(狐茄子)とも呼ばれるが、狐の顔の形をしていることからフォックスフェイスが最もその印象を言い当てていると思う。

だが、筆者の場合は『ぶたのたね』の絵本のせいなのかは分からないが、これがキツネではなくブタに思えて仕方ない。
いくら舐めてもなくならない飴や、いくら食べてもなくならないお菓子の家の話を聞きながら自分もそれらが欲しいと思ったものだ。
その子ども心が今も健在なのか、筆者はこんな『ぶたのなる木』が今でも欲しい。

こんな木がいくつもあると、かわいそうで食べることはできないかもしれなが楽しいと思う。
時々花屋でフォックスフェイスを見かける度に、『あっ、ぶたのなる木』、と叫ぶ自分が今もいる...。

by finches | 2011-10-12 04:58 | 記憶


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