727■■ 引き出しカレンダー

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日曜日は一日雨だった。

朝食を済ませると直ぐに部屋に戻り、残りの引き出しの組み立てを続けた。
総計42個の引き出しは横7列×縦6段の枠に収まるようになっている。
7列は日曜から土曜日までの7から来たもので、1段目にはこの曜日が並ぶ。
残り5段の35個の引き出しには1から31日までの日日が入り、カレンダーになる。

月が替わるごとに曜日の引き出しか日日の引き出しを動かしての調整が必要だが、その手間もまた楽しいとする作者のハートが伝わってくる。
何より42個の引き出し全ての色が違うのがいい。

引き出しの4面は自由に作り上げることができ、勿論カレンダーとしてではなく小物を入れる只の引き出しとして使ってもいい。
残念ながら、付属していた曜日と日日のデザインが好きになれず、カレンダーとしては未だ完成していないが、当面は一つのオブジェとして楽しもうと思っている。

筆者もカレンダーのデザインは何度もしたことがあり、それらは実際今も使われている。
だからシンプルさを貫く難しさもよく分る。
だから、このカレンダーの小さな写真を初めて見た時、作者の意図する全てが理解できたし、直ぐに欲しいと思った。

要領が摑めると引き出しは思ったより早く完成した。
外は雨だし、昼までは本を読んで過ごし、午後からはいつもと違う懸け流しの温泉で過ごした。
その休憩室の窓からは幾重もの雨筋を通して、色付いた実をたわわに付けた柿の木が何本も見えていた...。

by finches | 2011-10-31 05:03 | 時間


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