769■■ 日本橋-冬十二月
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半年振りの東京は13年振りに乗るモノレールで始まった。
約束の待ち合わせまでは9時間、たっぷりある時間、そんな心の余裕が朝の車窓の景色をより新鮮なものにした。

JRに乗り継ぎ有楽町で降りると、先ずは新しい眼鏡の注文を済ませた。
次に復元工事の進む東京駅の雑踏を擦り抜け、地下ホームから快速に乗り千葉に向かった。
千葉に着くとモノレールに乗り換え二つ目の駅で降りると、その日二つ目の用を済ませた。

東京に戻りチェックインを済ませると、日本橋から銀座まで寄り道を楽しみながらゆっくりと歩いた。
明治44年(1911年)に竣工した日本橋は今年架橋百年を迎えることで、昨年全面に亘る改修工事が実施され見違えるように綺麗になっていた。
日本橋は毎年夏に橋洗いが行われており、それも今年で41回目となるが、洗われるのは歩道や道路や高速道路に取り付けられた『日本橋』の橋名プレートなどで、橋全体は黒く汚れた印象を拭えなかったものだが、それも先の改修により当時の色を取り戻していた。

さっぱりと綺麗になった日本橋は右岸上流の橋詰の黄色く色付いた大銀杏とどこか会話を楽しいんでいるかのように見えた。
そんな光景を眺めながら、他の数多の橋たちにもこの橋と同じ愛情を注いで欲しいと思わずにはいられなかった。
否、愛情とまでは言わない、自分たちの身近にあるそれらの美しい橋の存在に、先ずは気付いて欲しいと思った...。

by finches | 2011-12-21 05:16 | 時間


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