778■■ 大晦日

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2日続けて市場に行き欲しい魚も手に入れた。
確か、競りが行われるのは昨日までで、今日大晦日は漁師たちが直接魚を並べ売る日だったと思う。

去年まではこの晦日の喧騒の中に東京から飛び込み、季節の一瞬を点のように感じていた。
だが、今年は途切れることなく三月(みつき)で訪れる新しい季節を肌で感じ、過ぎ行く季節の流れの中の一こまとして晦日の喧騒を体験した。

そんな喧騒の中で目当ての魚を求めようと思えば、人を押しのけ我先にでは駄目だ。
こんな時はわざと一番遠くに車を止め、船溜まりに並ぶ漁船や空を染める朝日を眺めながらゆっくりと歩き、ゆったりとした気持ちでその喧騒に向かうのがいい。
魚は逃げはしない。

今年は未曾有の災害が多くの命を奪った。
そして、傲慢な人間たちが引き起こした原発事故がそれに追い討ちをかけるように、豊かな自然とそこでの穏やかな暮らしを奪い去った。 
それは、人を押しのけ我先にと生きてきた人間による、明らかな人災に違いない。

さて、南と北の神社では門松を立て初詣の客を迎える準備を終えていた。
その新しい門松を見ながら、この南の神社も刻々とその装いを変える季節の中を、何度訪れただろうと考えた。
東北を襲った大津波、そして原子力発電の大嘘、これらは筆者に生き方、暮らし方、考え方を見直させた。
そして、筆者にとって今年は、大きな大きなリセットの年になった...。

良いお年をお迎えください。

by finches | 2011-12-31 03:59 | 時間


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