780■■ 初詣
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曇って時折雨もぱらつく寒い元旦だった。
朝は雑煮と御節、おやつにきんつばと御抹茶、昼はちらし寿司、夜は亡き恩師のお宅でご馳走になった。

まるで音が消えたような静かな一日だった。
いつもは聞こえてくる公園の猿たちの鳴き声にも気付かなかった。

今は亡き立川談志の落語を聴いた。
生前は好きではなかった談志の落語が、何故かすんなり入ってきて、上手いと感じた。

午後、二人で南の神社に初詣に出掛けた。
参道には長い列ができ、この日のために用意された古木が大きな穴の中で燃やされていた。

列に並ぶ家人を撮った。
頭から足先まで完全防寒のペンギンのような恰好が、一人列の中で浮いて見えた。

二回溜め三回目で一気に鐘を撞いた。
筆者の仕草を見ていた家人も続いて撞いたが、二回溜めまではできていたのに、肝心の三回目を何故かずっこけ鈍い音が響いた。

冷たく凛とした空気が気持ちよかった。
参詣を終えた人たちは、おみくじを木に結び、鐘を撞き、焚き火に当たり、そして、元来た参道を静かに帰って行った...。

by finches | 2012-01-02 05:02 | 時間


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