812■■ 立春間近の雪
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予報通り昨日は雪になった。
朝の八時に撮った前稿の八朔と橙も、午後の三時には写真のように雪の中にスッポリと埋もれていた。

今朝のこの部屋の温度は2℃。
水道が凍っていたから外は氷点下になっているのだろう。

寝所にしている離れの和室は10畳ほどの広さに、庭に面して二尺ほどの縁が付いている。
畳の和室と縁は障子で仕切られているが、四枚の雪見障子を上げると和室と縁と庭は一つに繋がる。
昨日のように庭一面が雪に覆われると、紺無地縁(ふち)の青畳と淡黄白の栓の縁(えん)と真っ白い雪が静寂の中で美しい呼応をみせる。

この和室は兎に角寒く、去年の冬は一晩中エアコンをつけなければ、寒くて眠ることも出来ないくらいだった。
それほど寒かった和室もちょっとした改修を施したことで、今年はエアコンの電源さえ抜いたままだ。

床暖房にしたとか、高気密高断熱にしたとか、そんなことは何もしてはいない。
こうすれば改善できると思うことを工夫しながら自分でやってみた。
それは、畳の下に敷いてあった板を新しく杉板に換えたこと、縁は下地の間に杉板を張り、その上に納まるだけの断熱材を敷き詰め、合板を使ったフローリングを無垢材に取り換えただけだ。

ここでは珍しい大雪と氷点下の寒さが、ここでの筆者の試みの正否を厳しく検証している。
もっと削ぎ落とすことができる筈、一年の季節の変化の中にその答えはきっとある筈だ。
染み付いた既成の観念は一先ず白紙に戻し、その答えを自身で見つけて行きたい...。

by finches | 2012-02-03 05:04 | 無題


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