817■■ 江戸
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全101冊で完結した週刊『江戸』をちびちび読んでいる。
そう、全部が揃った安心感と何時でも好きなテーマを取り出して読めるのがいい。
最初から順番に読んでいこうなどとは思わない、そう身構えては肩がこるし続かない、興味のある所から読めばいい。
全体の構成が見えていると、そこにないものは他で探せばいいと分るのもいい。
この手の本は全部が纏まると百科事典と同じで、最初と最後の2冊が残り99冊のナレーション付きの目次にもなる。
江戸に特化した百科事典だからその内容も濃くて深い。

筆者の持っている東京の地図には江戸時代の川や掘割が青いマーカーで書き込んである。
これらがあると今と江戸とを同時に感じ考えることが出来、散策の楽しみも倍加する。
江戸時代の絵地図を編集した本は多い、中には現代の地図と重ねて見られるように工夫したものもある、あるがどれも特定のテーマが隠れていて方向性があり客観に欠ける。

よくリタイアしたグループが名所旧跡を点を追うように歩いているが、点と点の間、そこに面白さがありそこに楽しみを見つけられれば、オンリーワンの名所旧跡巡りができる。
だから、地図は復刻版の古地図と現代の地図を2つ持つのがいい。
興味に応じて復刻地図の年代を選べば、また違ったレイヤーでの比較も楽しめる。

最近の再開発は町割りを根こそぎ消し去るが、そんな乱暴さえ行われてなければ道や町割りは意外と変わらずに残っているものだ。
このことに気付いたのは大山詣での地図を見た時で、そこには今の世田谷地図と同じ位置に、昔の街道も田畑の間の小道も小川もそのままの形で描かれていた。

現代人が江戸から学ばねばならないことは山とある。
筆者はそんな江戸をちびちび読みながら、より広くより深くを楽しんでいる...。

by finches | 2012-02-08 03:37 | 無題


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