823■■ バレンタインの日
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二月は過ぎるのが早い。
まるで春を急いでいるかのように早い。
そして、今年もバレンタインの日が来た。

昨日届いた荷物にカードとデメルのチョコレート『猫の舌』が入っていた。
筆者は今日を待たずに昨日のうちに早速何枚かを口に入れた。
そして、一年振りのその滑らかな味を堪能した。

綺麗なチョコレートの箱には筆者のドライフライを巻く材料が入れてあって、これで『猫の舌』も3つ目になった。
それらの箱を見ていると、中には大きく立派なものもあるが、家人がくれる『猫の舌』はその中では最も小さい。
箱は一番小さいが同じ重さあたりで比べると、最も高価かもしれない。

こうやって3つの『猫の舌』を見ていると毎年のバレンタインの日の家人の気持ちの抑揚が思い出される。
「何、これ...」って思った年もあった、義理で用意されたような年もあった、手頃なものにしておこうという気持ちを感じた年もあった、忙しいのに無理をしているなと感じた年もあった、そして銘柄の選択を問われた年もあった。
だが、この『猫の舌』を選ぶ時は、最も心優しく、最も心穏やかで、最も充実しているように思える。

今年は行くことは出来ないが、今日は家人が出演するバレンタインコンサートの日でもある。
届いた『猫の舌』から、今日を迎えるその気持ちが伝わって来る。
そして、いつもように「いい仕事を...」と、心の中で念ずる...。

by finches | 2012-02-14 04:41 | 無題


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