826■■ 午後の遊園地
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昼食の帰り、近くの遊園地に立ち寄った。
駐車場は平日のせいか疎らだったが、それでも訪れる人がいるものだと思った。

さて、ここで起きた一羽の白鳥の鳥インフルの発症から四百羽の白鳥すべてを殺したことがいまだ理解できないし、許すこともできない。
何十年もかけてそこまでにした歴史を、再生不能な形で抹消したことが今も許せない。

可能な数だけでも隔離し、鳥インフルの潜伏期間が過ぎるのを待つ判断を平行して行ってさえいれば、例え一からの再出発であっても残った白鳥が増やす子孫を市民は見守り続けることができた筈だと思う。
それが例え一番(つがい)の白鳥であったとしても、市民は皆その番の未来を我がことのように優しく見守ったことだろう。
それは鴇(トキ)などより何十倍、何百倍、市民には意味も価値もあったと思うし、再生のシンボルにもなれたと思う。

公園に併設された遊園地のジェットコースターの撤去工事はすべて終わっていた。
遊園地にある小さな動物園を改修して伸び伸びと動物たちの生態を観察できるようにするらしい。
旭山動物園を真似た青写真が頭に浮かぶ。

だが、旭山動物園で鳥インフルが発症したとして、果してすべての鳥を殺すという判断をしただろうか。
そこに根底的にある違いは、信念であり信条であり、その有無だと思う。
市が行う何をやっても中途半端で、何をやっても成功した例がない、そんな公園管理と運営を物心ついた時からずっと見てきた。

責任と信条なき『市』が運営する、虚だけが残された公園に、もはや明るい未来はないように思う。
悲しいかな、改修のため立入ができない遊園地では、何故か観覧車だけが回っていた...。

by finches | 2012-02-17 03:26 | 信条


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