845■■ 白梅咲く

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庭にまるで枝を土に挿したような不恰好な梅の幼木がある。
その不恰好で邪魔で一年を通して良いとこが無かった梅が白い花を付けた。
家人などは毎日近寄ってはその香りを楽しんでいる。

寒かったせいか今年は開花が随分と遅れた。
梅といえば二月に咲くものと思っていたが、その時期を守って咲いたのはスイセンくらいだった。

東京では先ず仕事場の近くのマンサクが黄色い花を付け、次に自宅近くの梅が白い花を付けた。
それから、どちらが先だったかは定かでないが、モクレンとサクラが前後して咲いた。
そして、最後に街路樹のハナミズキが次々に花を付けていった。

白い梅の花を見ているとそんな二つの季節の景色が重層した。
次に家人が戻って来る頃は、もうこの春の初めの美しい芽吹きは終わっているだろう。
昨日の昼はパンを買って海に行ってみたが、今日は昼食の後あの初鶯の鳴いた公園に行ってみよう。

春三月、林の中は季節と自然と生物たちの協奏が始まっているだろう...。

by finches | 2012-03-07 06:43 | 季節


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