860■■ 春の気配

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季節は地球上皆平等にあって、四季も地球上皆平等に巡って来るものだと、大人になってからも思っていた。
それが当たり前だと思っていた。
だが、いつの頃からかこの国ほど四季に変化があって、そのそれぞれが美しい国は世界に二つとないと思うようになった。

よもを海に囲まれ、森は深く、川も多く変化に富む。
冬は寒く夏は暑い、雨も降れば雪も降る、乾燥もすれば多湿でもある。
負を克服することで知恵が生まれ、知恵が文化を育み、その知恵は連綿と伝承され受け継がれて来た。

四季の中でも、自然が新しく生まれ変わる、自然が自らをリセットする、そんな創生の季節が静かに動き出している。
これまで生きてきて、その間断なく続く自然の営みの始まりを、こんな風に感じ視るのは初めてだ。

それは、全てがけなげで、繊細で、いとおしく、そしてことばがない程に美しい...。

by finches | 2012-03-30 04:39 | 季節


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