866■■ 春の光
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今年に入ってから、自らの体が自然な代謝を行なうような体づくり、免疫力を高め自然治癒力に依存するような体づくり、この二つを意識している。
それを機会に医者に勧められ長年飲み続けてきた薬も止めている。
人間の体で言うなら、こんな僅か数ヶ月の試みでも些かの改善を意識するようになってきている。

これを家屋に置き換えてみるとどうだろう。
高温多湿な日本の風土は家屋に梅雨から夏を旨として造ることを教え伝えてきた。
今でもこれが日本の家造りの伝統であり、それが基本であることに何ら変わりはない。

湿気のことを考えると、家は敷地から1mくらいは離し通風を良くした方がいい。
我家も人間の体で言うところの、自然代謝と自然治癒力を高める改善に取り組んでいる。
その為には先ず家の周囲の環境を見直し、その改善こそが最も手早く簡単で効果を発揮すると考えた。

それはいたって簡単で、衛生的で清潔で綺麗な環境にしてやることだ。
長年何気なく置かれていた不用な物は片付け、すべての場所に太陽の光は無理としても風が当るようにしてやる、それだけで大幅に改善できる。
次に、家屋の周りの土をほんの少しでも下げてやって水捌けを良くしてやる。
この二つを行うことで先の二つの改善は間違いなく図れる。

写真の場所も土を漉き取り水捌けを考えて散砂と小石を敷き詰めたものだ。
以前は左にある酢橙の木の下には、幾つもの鉢や石の欠片やブロックや煉瓦などが無造作に置かれ、ジメジメと虫の住処になっており、正面の板戸も光と風を妨げていた。

今は酢橙の木の下の土は水捌けを考えて均してやり、板戸も竹に変えてやった。
すると、今まで近付きたくなかった裏の場所が衛生的な表の場所に変わり、日が射し風が抜ける場所へと変貌した。
そこに竹垣を通して春の光が落ちていた...。

by finches | 2012-04-06 04:46 | 季節


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