876■■ 日曜日の午後-飛行機雲
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「日曜日の午後」最後の副題に飛行機雲を選んだ。
柿の木の下の酒膳を片付け大空を見上げると、大分西に傾きかけた太陽を反射して輝く飛行機雲が伸びていた。
それは日曜日の記憶の最後に鮮やかに焼き付いている映像で、この飛行機雲を思い出す度にその日一日のことを思い出せるような気さえする。

この一週間、日曜日の午後のたわい無い出来事に7つの副題を付けて書いてきた。
時間にすればせいぜい5時間足らずのことだが、その中の一瞬を切り取ってみるのと、逆に7コマに切り分けてみるのとでは、同じ一日でも随分と違った印象に感じるから不思議なものだ。

ところで飛行機雲だが、筆者はダラダラと長く尾を引く飛行機雲で、最後の方は風に流されてヨタヨタ・ヨレヨレしているようなものは好きではない。
冷たい空気を切り裂いていく飛行機がつくり出す飛行機雲は見ていて飽きないが、この写真のように終わりが短くそれが太陽に輝いているのに出合うことはそうざらにはない。

それは、まるで輝く彗星の尾のようだ。
そして、その輝きは春の陽気の中で楽しかった午後のひと時をまるで象徴しているかのようだった...。

by finches | 2012-04-22 05:59 | 無題


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