898■■ 笹舟

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日曜の朝の少し遠出の友人たちの魚の買い出しに同乗させてもらった。
着いた海は穏やかに凪いでおり、その色は近くと沖で鮮やかなコントラストを見せ、遠くには独特な形をした平たい島々が浮かんでいた。
車はその美しい海岸線を東へとひた走った。

着いた道の駅にはいつもの朝の市場で見かけるものとは随分と違う魚が並んでいた。
その中から迷った挙句に三種類を選び、ついでに生の米麹も買った。
復路、友人お薦めの昼食を取った。
地元で採れた旬の素材を素朴に料理した幕の内に小さな蕎麦の付いた日替わり定食は地味だが美味いと思った。

屋外のテーブルの山側には細い水路があって綺麗な水が速いスピードで流れていた。
その流れを見ていて笹舟を作って流したいと思った。
クマザサで作った笹舟はずんぐりとしていて、子供の頃に作った細長い笹舟とは随分違うものに仕上がった。
だが、ずんぐりしたクマザサの笹舟も流れに置くと滑るように下って行った。

友人たちと家人にもクマザサを渡した。
笹舟を作るのは初めての家人も、なかなか上手に作った。
そして、みんなが思い思いに笹舟を流した。
どれもあっという間に流れて行った...。

by finches | 2012-05-29 05:03 | 無題


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