913■■ 巣立ち間近
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雨雨雨の鬱陶しい梅雨に加えて奥歯を抜くことになった憂鬱が重なって晴れない日が悶々と続いた。
ところが一変してこの週末はいい天気に恵まれ、七夕には海辺まで笹竹を切りに行けたし、昨夜は満天の星が夜空を埋めていた。

きのうの日曜、朝食の後で甘酒の仕込みをした。
お粥に水と米麹を加え保温をセットし終えると後は待つだけ、夕方には美味い甘酒が出来上がる。
爽やかな気候に心まで清々しく体は踊るように軽く、夕食は筆者が作るからと思わず言葉が飛び出す程、気持ちのいい一日の始まりだった。

食材の調達も兼ねて久し振りに市営の温泉に出掛けた。
かつて宿場町として栄えた古い歴史のある町を過ぎ、川沿いの道を更に進んだ右岸にその温泉はある。
不思議な名前の付いたその地区ではこれから田植えをする代掻きを終えた田んぼが幾つも目に留まった。
他ではとっくに田植は終わっているから、この地区の米作りの違いが既に持っている知見と重なり、不思議な予感となって頭の中を駆け巡った。

そんな場所だから多くの燕が飛び交っていた。
温泉入口には「巣立つまでご迷惑をおかけします」という燕の絵入りの立て看板まで置かれていて、その上の巣には今にも落ちそうなくらいに大きく育った雛たちが親鳥の運ぶ餌を待っていた。

野も山も随分と緑が濃くなった。
そして、久し振りの青空に梅雨明けも近いと思った...。

by finches | 2012-07-09 06:57 | 季節


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