922■■ 蜂の水飲み―七月

b0125465_7414323.jpg


このところメダカの水鉢の傍に小さな椅子を置いて観察するのが毎朝の日課になっている。
それはだいたい五時から六時の間で、時間にすれば数分から数十分とまちまちだが、とにかくメダカは見ていて飽きない。

昨日余りの暑さに水鉢の上の柿の枝に温度計を吊り下げた。
驚いたことに木陰で風が抜けるそんな涼しい場所でも、温度計の目盛は31℃を指した。
道理で、暑い、はずだ。
風があるから涼しく感じてはいても、気温はしっかりと夏のもので、道理で手に汗が滲むはずだと得心した。

暑くなって仕事場を二階から一階に移動し、庭に面した扉も全部外しているために視界は良好、風通しもすこぶるいい。
疲れると水鉢の傍に座り水分補給をしながらメダカを観察するのだが、疲れも取れその上癒される。

七つある水鉢の左から二つ目の、それも決まった位置に蜂がやって来る。
椅子に座ってそれを見ていると、たまたま通りがかりに水を飲んでいるのではなく、どうやら巣へ水を運んでいるようで頻繁にやって来る。

水鉢の縁の定位置にとまる前のホバリングでワイヤープランツが揺れる。
それはまるで密林に降り立つ怪鳥のようで、普段は感じない蜂の羽圧の力強さに驚かされる。
こちらが何もしなければ蜂は何もしない、だから筆者の周りを旋回して水鉢の定位置にとまり、器用に体を支え、水に顔を近付けて美味そうに飲む。

暑い、暑いが、その暑い夏の片隅で蠢く虫たちの世界はすごい。
虫たちには一分の無駄とてない、その一つひとつがこの地球を育んでいるのだから、何ともすごい...。

by finches | 2012-07-28 06:09 | 季節


<< 923■■ 気温を観る 921■■ 梅雨明け >>