926■■ 朝の涼―八月
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昨夜水を撒いて寝たせいか、柿の枝に吊るした温度計は今朝25度を示していた。
出しっ放しだったホースを片付ける前に追っ掛けで水遣りをすると、木も草もメダカもみんな喜んだが、水遣りを終えた途端にあちこちで蝉が鳴き始め、涼しく爽やかな夏の朝の涼は一変して、騒がしい暑い夏の一日が突然始まった。

朝こうして景色を見ながら書くのは楽しいものだ。
水を打った涼気に加え濡れた石は目にも涼しさを運んでくれる。
今朝点けたばかりの新しい蚊取り線香からは一筋の細い煙が上がっている。

一つ難があるとすれば右の耳と左の耳に否応なしに入ってくる蝉の大合唱だ。
その音たるや半端ではない。
夏の朝の束の間の涼、それを蝉が無下にも奪い去った。

八月の蝉は煩い。
うるさいは「五月蠅い」とも書くが、気分は「八月蝉い」というところか...。

by finches | 2012-08-04 06:18 | 季節


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