930■■ 産業遺産・焼成窯

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六月に行った北海道が一足早い夏休みのつもりでいたが、30度を超す連日の暑さは流石に堪らない。
そこで世間の盆休みに便乗して、半夏休みモードで過ごしている。
だから、朝の8時を回ったこんな時間に、家人が運んでくれたアイス抹茶を飲みながら、のんびりとブログも書いている。

昨朝咲いた布袋葵の花も今朝はもう凋んでいた。
一番大きなメダカの水鉢の中のクレソンの内鉢の浅いプールには子メダカが一匹増えていた。
布袋葵にジッとしている怪しいショウリョウバッタが、実はクレソンの葉を食べていたことが今朝分かり、木陰の涼しい水辺から灼熱の大地に放り投げてやった。
落ち葉を埋めた5つの小穴にかけた土はまだ湿っていて、今朝も辺りの土の色とは明らかに違っていた。
其処彼処に撒いてある雑穀の実を番いの雉鳩と数羽の雀が啄ばんでいる。
そんな平穏な一日の始まりを静かに眺めながら書いている。

さて、今朝書こうとしている本題は産業遺産の焼成窯だ。
ある特定の目的に使用された国内に現存する最古の焼成窯で、明治16年(1883)に建造され後に改造大型化されたものだ。
それでも明治30年代前半の由緒正しい産業遺産として今も保存されている。

今朝、件の水鉢の前の小椅子でこの焼成窯について書かれた4ページの資料を読んだ。
ドイツの技術を導入して造られたもので、屋外に無造作に並べられていた機械には全てドイツ語の社名が刻まれていた。
我が国近代産業の草創期、ここがまぎれも無く一つの基幹産業の始点の地であることに静かな感動を覚えた。

故郷の歴史と文化の濃さをここでも感じた。
次代に継承すべきもの伝承すべきもの、その大切さを改めて思う...。

by finches | 2012-08-16 07:49 | 遺産


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