960■■ メダカも寒かろう

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ここに来て朝晩めっきり寒くなりストーブを点けることも多くなった。
柿も随分と葉を落とし、梢の実もどれから取って食べて頂いてもいいという頃合いになってきた。
日曜には今年の初収穫の手始めとして、150個ばかりの実をもぎ隣家四軒に配った。
もぐ時に傷ついた柿は庭に設えたガラスのテーブルに並べ、ナイフと水を入れたバケツを用意した。
そう、食べたくなったらテーブルの柿をバケツの水で洗い、ナイフで剥いて剥いた皮はテーブルの横に掘った穴に投げ込み、ナイフで実を切り分けながら立ったまま食べる。
この野趣溢れる食べ方が実に美味い。

柿を食べながらふと足元の水鉢のメダカに目をやると、何だかとても寒そうに恨めしそうに見えた。
これまで越冬の準備などしてやることはなかったが、柿の木の下に風除けもなく置かれた水鉢の辺りは海からの風の通り道で気温が下がるようだ。
だから、今年は用意周到、防寒対策の為の藁縄を準備して寒さの訪れを待っていた訳だ。

インプラントの手術をして抜糸を待つ身の一人寂しさからか、メダカたちの水鉢に藁縄を撒いてやろうと突然作業を始めたのが昨日のことだ。
心なしか、今朝のメダカたちはみんな嬉しそうに泳いでいるように見えた。
そして、もっと寒くなれば風除けも作ってやろう、と思った...。

by finches | 2012-11-16 08:12 | 無題


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