983■■ 雉鳩と蓮華

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これまでこの硬く締まった土には草も生えなかった。
そんな硬い土に穴を掘っては野菜屑や木の葉を埋め、自家製の発酵液を散布しては土着微生物の活性化を促しポジティブに土づくりに参加してもらおう、そこに生える草はそのままの状態を保持することで土の温度は下がり根は土をふかふかにしてくれる、そんなイメージを頭に描きながらこの一年その硬い土と格闘してきた。

去年の秋の終わりにその硬い土に蓮華の種を撒いた。
白いタンポポや芙蓉の種も撒いた。
春か来たらその硬い土を可憐な蓮華の花が覆う様を思い描いた。

硬かった土は柿の木の周りからだんだん柔らかい土に変わり、まだ硬い土の部分からも小さな草が少しづつだが顔を出してきた。
蓮華は咲いた、だがその硬い土に根を伸ばすことはできないようで小さな体に小さな花をつけた。

雉鳩はそんな手塩に掛けた土の上を歩いてやってくる...。

by finches | 2013-05-11 08:06 | 季節


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