992■■ 影

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昨日の柿の木の温度計は38度を示し、噴き出す汗にひとり得心をした。
その夏の強い陽射しが毎朝白塀に鮮明な影を創り出す。

それぞれの色を持つ竹も棕櫚縄も朝顔も黒い影に同化し、それぞれのシルエットも同一平面に転写される。
竹は吊り橋の主塔のよう、棕櫚縄はメインケーブルとハンガーロープのよう。
ならば、朝顔は何に喩えよう。

明石海峡を跨ぐ吊り橋はメインケーブルから、デコレーションライト用ケーブルがハンガーロープを伝い下りている。
朝顔は正にこれだ。

そのケーブルがどっち巻きだったかは忘れたが、朝顔の弦は間違いなく左巻きだ。
暑い陽射し、目を射るその強さ、だが、それがあって黒い鮮明な影が結ばれる。
夏本番、それにしても暑い...。

by finches | 2013-07-21 10:16 | 無題


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