026■■ 東京市復興小学校
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大正9年から15年までの大正年間に次々と鉄筋コンクリート造の小学校が建設されるが、そのほとんどが神戸と東京にあった。
大正9年に完成した神戸市立須佐小学校が日本最初の鉄筋コンクリート造校舎として知られているが、同じ年に横浜では市立寿小学校が産声をあげる。

東京の鉄筋コンクリート造校舎の建設は大正11年から昭和13年まで続くが、大正12年に起きた関東大震災によって竣工間もない鉄筋コンクリート造校舎にも被害が及ぶ。
そのような状況の中で、既に建設中だった幾つかの小学校はそのまま建設が続行された。
そして、その後の小学校の設計と建設は震災後の復興事業として、新たな設計規格に基づいて臨時建築局学校建設課によって全てが取り扱われた。
これを復興小学校という。

上の期間に建設された鉄筋コンクリート造校舎の総数は170を超えると言われ、その内の117校が復興小学校と言われている...。

by finches | 2009-05-13 12:20 | 復興


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