160■■ 花の人形
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以前に石の人形を紹介したことがあるが、第二段として花の人形を紹介したい。
ちょっと不気味なので紹介するにしても記事を選ぶと思いなかなかできなかったが、次回予定している記事のプロローグとして急遽飛び入りでの登場となった。
次回の記事との関係があるので敢えて横顔デビューとなったが、正面を向くともっと不気味であり、後ろ姿は妙に色気がある。

実はもう一つ人形があって、余りに立派だったので思わず顔を描いたエリンギだ。(勿論、後で食した)
エリンギの人形には2つの顔を描いたが、どちらも不気味さを通り越して今度は人相が悪い。
そういえば子供の頃から絵は上手い方だったと思うし今でも時々描くが、人の顔を描くのは確かに苦手だった。
苦手なものは大人になっても変わらないようで、決してこの手のものを集める趣味がある訳ではなく、単に下手なだけだ。

いつも早朝に文章を書いていると、窓の外を鳥の群れが飛んでいく。
その中に野生化した黄緑色のインコの群れがいる。
20羽以上はいるだろうか、その一群が尾羽を伸ばして飛んでいく様は実に美しく、一瞬自分のいる場所を疑るような錯覚さえ覚える時がある。
今朝はその中の数羽が公園のケヤキの枝先にいた。
その鮮やかな色の為に遠目にもこのインコだと分かる。

子供の頃からインコの顔はどうしてあんなにペシャンコで、嘴から額にかけて絶壁のようにそそり立っているのだろうと思っていた。
その為に額は丸く急カーブを描かないと背中のラインと自然に繋がらない。
やはりインコは頭が大きい妙な顔をしている。
この子供の頃から不思議だったインコの顔、今顔を描く時、このインコの顔と頭のカーブが脳裏にあるような気がする...。

by finches | 2009-10-04 07:33 | 嗜好


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