418■■ 昔のままの本棚

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今朝はたまたま撮った本棚の写真の中から唯一ピントの合っていた一枚を使うことにした。
この本棚は中学の終わりか高校の始め頃に作ってもらったもので、天井まで一杯にすること、色は白と注文をつけた代物だ。
並んだ本は高校時代のものがほとんどで、ここには写っていないが当時のLPレコードやオーディオ雑誌などもこの本棚には納まっている。

物好きにも写真に写っているものを数えてみた。
すると本が130冊くらい、大学ノートが90冊くらいまでは目で追うことができた。
本棚全体ではどのくらいあるかは知らないが、写真に写る一角だけが本の出し入れがし難いこともあって当時の状態に近い姿を留めていて、他の部分は大学時代のものに加えて母の本までが侵食して来ている。

この中の学研の原色現代新百科事典は、平凡社の30巻を超える世界大百科事典にするか迷った。
こうして見ると原色の二文字が時代を感じさせる。
五木寛之の「青春の門」も、芹沢光治良の「人間の運命」も途中で読むのを止めた。
これらの本は若い頃の初心で純粋で我武者羅な成長期は面白かったが、完成期、円熟期に進むにつれ読書熱も冷め頓挫してしまった。

今日の日曜日は雨模様。
仕事は半日で終わりにし、後は読書でもして過ごそうか...。

by finches | 2010-07-11 06:31 | 時間


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