昨夜、とある倶楽部の総会に出席し、その後の特別講演で「東京スカイツリーの今」と題する話を聞くことができた。 話をしたのは工事を行っている大林組建設本部の副本部長で、今までただ街の中の風景の一つとして捉え眺めていたものを、実際の工事の様子やそこにある超高レベルの技術などを交えながらの話となると、もう釘付けになり思わず身を乗り出して聞いていた。 極度の高所恐怖症の筆者は350mと450mにある展望台に昇れるか全く自信はないし、分速600mのエレベーターにも余り乗りたくもないが、上から縦横に走る江戸の川筋を眺め、利根川、江戸川、隅田川の水運ルートを地図と見比べながら探り、人工河川荒川と中川、隅田川の河川改修の歴史を資料を見ながら辿り、などなどやってみたいことは山ほどもある。 さて、そんな東京スカイツリーを撮った一枚を今朝の写真に選んだ。 手前の橋は永代橋で、振り向くと見えたから撮っただけだが、これからはこの巨大なタワーへの関心も今までとは変わりそうだ。 今までは坦々と上へ上へと伸びていくタワーをただ当たり前のように眺めていたが、高性能レーザーやGPSを駆使しそれらをリアルタイムにコンピューター解析しながら進む建設工事の生の姿を知り、何よりそこに係わる人と触れることができたことで、それは急速に身近な存在に思えて来た。 そして、次にこのタワーを見る時は、そこで働いている人、全国でこの仕事に係わっている人、この工事を様々な場所から眺めている人、きっとそんな人のことを頭に思い浮かべながら眺めるだろうと思った...。
by finches
| 2011-01-28 05:36
| 無題
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