685■■ 木に竹を接ぐ
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小学六年生と言えば随分昔のことだが、担任の先生から隣りの大国中国と付き合う時代がやがて必ずやって来るだろう、その時日本は地理的に最も恵まれた好条件を活用して世界で最もこの国と緊密に付き合うようになるだろう、と聞かされたことを覚えている。

次に記憶にあるのは、四人組、紅衛兵による文化大革命という粛清の時代で、父が取り寄せて読んでいた紅衛兵を扱った機関紙に文化大革命に闘志を燃やし目を輝かせる若者の写真が載っていたことを覚えている。

その次に記憶にあるのは、山崎豊子の小説『大地の子』がテレビ放映された時で、話の内容と展開、そして新人上川隆也の迫真の演技に息を呑んだが、一方、日本の製鉄技術をこれ程までにこの眠れる大国に供与する驕った日本に対して、将来必ずやそのことが脅威となって帰ってくる時が訪れるだろうと感じたものだ。

そして、最近記憶に新しいのは新幹線の高速鉄道技術の中国への供与と、日本をはじめドイツ、フランス、カナダの技術を寄せ集めたお国芸のパクリを「中国の独自技術」と言い始め、挙句の果てにそれらを国際特許申請までしようとする厚かましさだった。

そんな折、中国浙洪省温州市で23日に200人以上が死傷する高速鉄道の追突事故が起きた。
そしてあろうことか、事故車両を重機で転げ回して解体し、追突した列車の先頭車両を穴を掘って埋めてしまったのには唖然を通り越して、世界が見ている中でこの国のしたたかさを通り越した奢りと、厚かましさを通り越した無恥を国際社会に晒した。

高速鉄道は車両と制御システム全体が連鎖した高度な技術によって成り立っていて、運行管理、制御システム、運転技術と危機管理教育、最高能力をセーブしての最高速度の設定、それら全てに十分な余裕が見込まれていなければならない。
だが、中国は独自の技術を強調する余り、安全性を無視して時速350キロでの高速運行をアピールしてきた。

毎日新聞に、今回の事故で停車していた車両はカナダ、追突した車両は日本の技術を基礎にしていて、制御装置は中国の独自技術とした上で、この「木に竹を接ぐ」やりかたに問題があるとの指摘がなされていた。
事故車両の詳細が放映され続けると、各国からパクった高度な技術部分と、自国による低度な技術部分が白日の下に晒され、それらの露見防止と事故原因の証拠隠滅を図る為に、選りに選って衆人監視の前で埋めて隠してしまった。
食品問題然り、領土問題然り、民族問題然り、自分さえ良ければいい、そんな小心者がつくる驕った大国ほど怖いものはない...。

by finches | 2011-07-27 04:08 | 信条


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