早朝派にとって、このところの寒波は流石に厳しい。 ランプ形の灯油ストーブとアラジンのブルーフレームの2台に火を点け、向き合うように足下に置いた電気ストーブで何とか寒さを忍んできた。 北海道のように室温25℃の世界で半袖で過ごそうなどと、そんな夢のような環境をつくろうとしている訳ではない。 防寒体制は我家仕様のレベル2に加えて、2重に防寒コートを重ね着した上でのことだ。 二つの灯油ストーブを点けた部屋で友人と話をしていて、アラジンの別のストーブの存在を知った。 それまで筆者はアラジンといえば、ブルーフレーム、これ以外に興味はなく他のストーブの存在を調べることもなかった。 だが、友人の家にあるというそのストーブの話を聞き、その日のうちにそのストーブを注文した。 設定温度は15℃、今朝の室温は5℃、一時間経った室温は8度、ストーブまでの距離は凡そ60センチ、なんだかこの位置関係はあの『向き合うように足下に置いた電気ストーブ』に似ている。 コンクリートの部屋で16畳を温める能力はあるのだが、筆者は相変わらず寒さに耐え、寒さと闘っている。 現在の過剰な程の住宅環境への実験的試みではあるのだが、昔の人の冬の暮らしを改めて考える。 取分け、北海道の博物館で見たアイヌの絵に描かれていた、雪の中を裸足で獲物を追う姿とその装束が頭に浮かんだ...。
by finches
| 2011-12-27 06:19
| 記憶
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