994■■ 階段の小物たち
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階段にはいろんなものが置かれている。
古い煉瓦、白い大理石、赤い陶板、籐編みのパネル、古い碍子、故宮の瓦、梟の置物、額絵、本、などなど。

栗板の上には小さな小物たちが並んでいる。
家人がカンボジアで買った楽器たち、鳥笛、遥々千葉で買い求めた竹刀、階段の灯りの製作を頼んだ作家からいただいたガラスのオブジェ、函館の坂上のギャラリー店主からいただいた招き猫、アクリルのオブジェ、東京の粋人からいただいた万年筆のピン飾り、家人がくれた和紙紐、などなど。

友人がくれた首長の花器には薄がよく似合う。
同じ友人がくれた小額の中では天女の顔が微笑んでいる。
別の友人がくれた額絵の招き猫は、ひとつは左手ひとつは右手を上げている。
どれもこれもみんな、大切な宝ものだ。

本を読むには暗い階段だが、上り下りはいたって楽しい。
時々、小物たちを並べ替えたり、文庫や新書の順序を入れ替えたり、階段に座って眺めるだけでも楽しいものだ。

未完成の階段はまだまだこれからも進化する予定だ。
それをあれこれ考えるのが、また楽しい...。

by finches | 2013-09-06 06:26 | 無題


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